大会長挨拶

第25回日本外傷歯学会総会・学術大会(創立25周年記念大会)開催にあたって


一般社団法人 日本外傷歯学会
創立25周年記念大会
大会長 森本泰宏
九州歯科大学歯科放射線学分野教授

第25回日本外傷歯学会総会・学術大会の開催にあたり会員ならびに関係の皆様にご挨拶申し上げます。第25回日本外傷歯学会総会及び学術大会は、2025年7月19日から20日までの2日間、北九州国際会議場にて開催することになりました。今回は創立25周年記念大会として、盛大な記念式典を執り行う予定です。これ迄、木村光孝理事長をはじめ、多くの諸先生のご尽力で飛躍的に発展してまいりました日本外傷歯学会の現在の姿とその存在意義をしっかりと肌で感じて戴きたいと考えております。同時に今後、学会が向かうべき道筋を定めるべく、新たなページを加えるに相応しい学会にしたいと思っております。

外傷歯の治療は現在の歯科臨床で避けては通れない重要な役割を果たしています。そこで、外傷歯治療に関する歴史を過去から現在まで多角的な視点より振り返りたいと思います。そして今後の未来に向けて指針を示していきたいと思っております。今回の学術大会のテーマを「外傷歯治療の現在・過去・未来 -日本外傷歯学会のこれまでと将来-」と銘打ちました。創立25周年を迎えるにあたり、外傷歯を掘り下げて考える学会として歯科臨床の場におけるその重要性を再確認し、将来向かうべき道を模索するといった意味を込めております。そこで、特別講演を狩野岳史先生、比嘉 努先生、古森孝英先生の3名にお願いしました。どの先生も外傷歯の治療を第一線で行っておられる先生です。とても興味深いお話をお伺いできると思っております。基調講演は柳川 徹先生、教育講演は戸谷孝洋先生と日本外傷歯学会で活躍下さっている方々にお願いしました。更に、シンポジウムは「外傷歯の診断と治療」といった最も大切な内容をテーマとし、岡田康男先生、馬場篤子先生、金氏 毅先生にそれぞれのお立場よりご討議頂く予定です。一般講演では、外傷歯に関する検査、診断、治療及び予後等につきまして幅広く募集する予定です。多くの先生にご発表戴き、活発な御討議や情報交換から新たな知見が生まれますことを期待しております。

新たな第一歩を踏み出す記念すべき大会を本教室に担当させて頂く機会を戴きました木村光孝理事長をはじめ役員の先生、学会会員及び関係各位の皆様に心より感謝申し上げます。